火曜日, 1月 22, 2008

LCDやプロジェクターの同期

LCDやプロジェクターに映す映像が、どうもPCからの出力信号に同期しないように見える。
どういう事かというと、フレーム毎に白と黒を交互に表示させても、安定した50%グレーに見えずに、1秒間に数回、白面や黒面がはっきり見えるコマが表れる。表示プログラム側ではフレームの描画処理は垂直帰線期間に行い、正確に交互に白黒を表示しているのは間違いない。
という訳で、このところ原因はLCDやプロジェクターの側にあるのではないかと疑っていた。周囲に聞いても確たる答えを得られなかったが、今日、メーカーの技術者にいろいろ聞くことができた。

以下、その答え。

結論から言うと、LCD等への入力信号と、実際の画面表示は同期していない。
入力信号は一旦フレームバッファに蓄えられる。このタイミングは、入力信号と同期したタイミングで行われる。が、実際の画面表示は、機器内部の独自のクロックに基づいてフレームバッファから読み出されて表示される。この内部クロックはメーカーや機器によって異なり、一般的には非公開の値であるが、概ね60〜70Hzの範囲であるらしい。問い合わせた機器(NEC LT150Z)の場合、入力信号と表示のタイミングを同期させる仕組みは持っていないしその方法も無い。一般的にも持っていないと思われる。
画面表示をモニターしてフィードバックをかけながら、入力信号の方を同期させて行く方法なら可能性はあるかも知れないが、その辺のノウハウは、メーカーよりシステムインテグレーターの方が詳しいだろうと言っていた。

ちなみに、RGB時分割式DLPプロジェクターのカラーホイールの回転とフレームの関係についても聞いてみた。答えは1フレーム1回転ではなく、ホイールは常に高速に回転していて、1フレームに何回もRGBを繰り返すらしい。

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