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水曜日, 9月 09, 2009

手順的なもの

TPLを考えるために、生活の中にある手順的なものを考えてみることにする。何かなぞらえるのにヒントになるものは無いだろうか…、ということだ。
・料理
・旅行
・移動
・掃除、洗濯…、家事はそもそも全般的にかなり手順的だ
・プラモデルの組み立て…、組み立て家具や組立ものは全般的に手順的だ。
・ビデオの編集?
・タバコを吸う
・風呂に入って身体を洗う。
・お手洗い。
・整理整頓(苦手)
日常生活はかなり手順的だ。(…これは問題だ)
何か「もの」を駆使して手順を作る的なものは…?つまりタンジブルな方向に振りたいつうわけだ。
・ドミノ倒し
・往復はがき
・パーティー会場のセッティング
・宝探しゲーム
・推理小説を書く行為
・携行品を玄関に置いておくこと
・旅行代理店(交通手段や宿泊、案内人の手配)
・犯行計画(アプローチから逃走までの準備)
・大規模イベントの開催(周辺整備や人員配置、演出装置)
・都市開発(機能を配置することで動きを生じさせる)
・獣を狩る罠
これらはつまり「仕組む側」になるつうことだ。日常的にはなかなかその立場にならない。
日常生活そのものはかなり手順的なのに、手順を実行するもの自分自身だから、アルゴリズムを何か事物に託して実行させるような立場には日常的にはあまりならない、ということか。だから、アルゴリズミックシンキングの経験も知見も一般的ではないのだ。でも、「仕組む側」になるのは面白いし、それをやらないのはもったいないぞ。

月曜日, 5月 19, 2008

生物と生命

生物は生命を入れた器(うつわ)。うつろいゆく、生命の「映し」。
今日の長沼先生と千さんのお話。

目の前に見える「現象」は、背後にある原理の映しである。
天体の運行や落下するリンゴの背後には重力理論が、
電波や目に見える光の背後には電磁気学が、
物質の性質や変化には量子論がある。
大統一理論では重力、核力、電磁力が統合され、
物理が全て解き明かされると考えられているが…。
否、忘れている重要なものがあった。
「生命」。
「生物」ではなくて「生命」。
考えてみればなぜ忘れられていたのか不思議だ。
これまでは半ば宗教的な固定観念に縛られて物理の対象ではなかったけど、そろそろその転換の時期を向かえているのかもしれない。
生命は物理だ。
物理という言葉が適切でないなら、この宇宙の原理を構成する要素の一つだ。生物の形態は様々だろうけれど、「生命」という原理は、かなり一つだろう。複雑系への着目はそこに向けて足を踏み入れているのかもしれない。あるいは量子シミュレーションはその手段になるのかもしれない。

生命が原理だとすると、その原理は何について説明する原理になるのだろうか?
今は生物に注目して、生きているとは、と考え、それを説明する原理を探っている段階だ。だが、それが解き明かされたときには、「生命」というものの見方は狭すぎるかも知れない。生命現象を含む、もっと普遍的な何かのメカニズムを説明しているような気がする。「生命」は、そこから逆に再定義されるのではないだろうか。

そう考えると、生物に注目する方法とは別に、一切の既成概念を捨てて周囲を見渡し、これまで物理で目をつぶっていた「すき間」に注目して、それを整理するのも面白いかもしれない。別の言い方をすれば、これまで「当然」と思って見過ごしてきたことに目を向けてみることが必要かもしれない。
例えば、ここに2枚のポスターがある。
一つは生物の進化、もう一つは宇宙と物質の進化。
なぜどちらも「進化」なのか?

日曜日, 5月 11, 2008

Phun

ファンシーでよくできた2D物理シミュレーション
http://www.phun.at/

火曜日, 4月 29, 2008

量子ライフゲーム

あったー、やっぱりあった
量子ライフゲーム
http://msm.grumpybumpers.com/?p=12
http://www.nd.edu/~qcahome/

金曜日, 4月 11, 2008

量子の国のアリス

が届きました。
端書きに書かれていた「ルイス・キャロルがファンタジーとして表現した世界は、現在では一般的な事実として認められるに至ったが、この本で描く量子の世界もそのようなもの」的なモチベーションにいたく共感。今までちょっと敬遠してた本だけど、読みたい気持ちが一気に高まった。
現在進行中のプロジェクトのイメージにもかなり符合するところがあり、その意味でも読むべし、なんだけど、どれだけ時間が取れるかなー。
最初の方、ちょっと読みはじめたけど、以外にお勉強チックな進みかたに若干不安…。ホントにファンタジーになってるのかしら?

木曜日, 3月 13, 2008

フルーエンシー理論

筑波大の寅市先生のお話を聞いた。
シャノンを越える理論、と聞かされていたので興味津津だった。
話を聞いてみると、多分、どうやら、たしかに、越えていた、のだと思う。
完全には理解できていないが、サンプルデータからアナログデータを得ようとしたとき、その間をどう補間して繋ぐか、というのがモチベーション。フーリェ変換を基にした関数(汎用的だが無限個の基底が必要なので、現実的には有限個で近似するしかない)でサンプル間を再現するのではなく、区間毎に適切な「次数(と言っていた)」の関数をあてはめることで、シャノンのような近似が不要になる。各区間でどの次数を選ぶかは、局所的な(前後2個の)サンプルだけで選ぶ(ローカルサポート、と言っていた)というのもミソ。人間の大脳はこの方法ではないか、と言っていた。事実、最近、そんな細胞が見つかったらしい。
区間毎に最適な関数をあてはめながら時間発展させるこの方法は、大脳のもつ働きにも共通しているのでは、と言っていて、そこから「大脳方程式」を作りたいそう。この言葉にはかなりやられた。すごいや…。

金曜日, 2月 22, 2008

Ripple Tank

量子の世界、展示、参考
http://en.wikipedia.org/wiki/Ripple_tank
末尾の Virtual Ripple Tank は別の意味で面白い。

月曜日, 2月 18, 2008

宇宙をプログラムする宇宙

を読みました。
厳密さと根拠にかける点や「フリーエネルギー」という表現がいちいち気になったけど、読み進めていくうちに、そのへんのモヤモヤがどうでも良くなってくるくらい迫力があった。宇宙を量子計算機と観る、というのは次の時代のパラダイムになるな、きっと。量子コンピューターを作る理由の一つが、宇宙を理解するため、というのは感動した。
セス・ロイド、万歳!

月曜日, 2月 11, 2008

EPRと相互情報量

総合情報量1ビットで絡み合った二つの量子ビットは、それで一つの量子と考えるのがいいのではないか。こう考えれば、EPRパラドックスは、片方で観測することで状態の確定した量子を、もう一方で「再度」観測しているのと変わらず、驚くに値しない。

日曜日, 1月 06, 2008

コードゴルフ

対応言語多数。
「コードゴルフ用言語」の開発を競うのも面白いかも。
http://golf.shinh.org/

土曜日, 9月 24, 2005

計算のロマン

分子コンピュータの理論と構築
萩谷昌己(東京大学・大学院理学系研究科・教授)
http://hagi.is.s.u-tokyo.ac.jp/MCP/moco-final-html/top.html