火曜日, 7月 29, 2008

情報とエントロピー

情報は実体の無い仮想的なものではなく、しっかり物理的な実体を持っている。というのは、物理的実体無しには情報を保持できないからだ。存在する全ての情報には、それに対応する(それを保持する)物理的実体がある。それは電子の位置であったり、原子の向きであったり、化学物質であったりする。面白いのは、本質的な意味で、情報の消去がエントロピーの増加に繋がる、ということ。エントロピーの増加を伴わずに演算することは可能だが、情報の消去が伴う場合は本質的な意味でエントロピーが増加する。
それでは、情報を生むこととエントロピーはどんな関係があるのだろうか。情報を生み出すことはエントロピーを減少させることに対応するのだろうか?それは、情報が自動的に生み出されることが無いことを意味するのだろうか?逆に、情報を生み出すものがあれば、それは生命と言えるのだろうか?

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